【拡大画像や他の調査結果を含む記事】
東京工芸大学の調査によると、「『クール・ジャパン』として世界に紹介したい日本文化は何ですか?」と尋ねたところ、トップは「アニメーション」で56.9%。以下、「マンガ」(49.9%)、「日本食」(47.0%)、「日本らしい風景」(43.9%)、「ゲーム」(37.3%)、「伝統芸能」(34.7%)が続いた。
年代別に見ると、10代、30代、40代のトップは「アニメーション」だったが、20代のトップは「マンガ」だった。また、10代ではほかの年代でトップ5外だった「ゲーム」が3位にランクインしていた。
具体的にどんな作品が「クール・ジャパン」と言えるのだろうか。
ジャンル別に「クール・ジャパン」だと思う作品を聞くと、テレビアニメでは「ドラゴンボールシリーズ」「ドラえもん」(ともに47.7%)、「機動戦士ガンダムシリーズ」(47.6%)が僅差で並んだ。性年代別のトップを見ると、10代男女は「ONE PIECE」、20代男性は「ドラゴンボールシリーズ」、30代・40代男性は「機動戦士ガンダムシリーズ」、20代・30代・40代女性は「ドラえもん」だった。
マンガのトップは「ドラゴンボール」(61.5%)。性年代別のトップを見ると、10代女性が「ONE PIECE」だったほかはすべて「ドラゴンボール」だった。
ゲームでは「ドラゴンクエストシリーズ」(60.8%)、「スーパーマリオブラザーズシリーズ」(59.1%)、「ファイナルファンタジーシリーズ」(53.8%)が上位に並んだ。性年代別のトップを見ると、10代男性が「ポケットモンスターシリーズ」、20代・40代女性が「スーパーマリオブラザーズシリーズ」だったほかはすべて「ドラゴンクエストシリーズ」だった。
映画のトップは「スタジオジブリ作品」で、支持率は76.3%と断トツ。性年代にかかわらず、すべての年代で2位に倍前後の差をつけている。
●世界の子どもたちに見せたいジブリ作品は?
映画部門で断トツの人気を獲得しているスタジオジブリ作品。「スタジオジブリ作品を『クール・ジャパン』だと思う理由」を尋ねると、最も多かったのは「映像の美しさ、空間の表現力」で78.9%。以下、「世界観」(58.6%)、「映画で扱っているテーマ、メッセージ性」(57.3%)、「久石譲が手がける音楽」(48.4%)、「魅力的なキャラクター」(46.1%)が続いた。
「スタジオジブリ/宮崎駿映画で世界の子どもたちに見せてあげたいと思う作品」を聞くと、トップは「となりのトトロ」で80.5%。以下、「風の谷のナウシカ」(63.4%)、「千と千尋の神隠し」(63.4%)、「天空の城ラピュタ」(63.3%)、「もののけ姫」(56.1%)、「魔女の宅急便」(53.2%)、「火垂るの墓」(49.4%)が続いた。
インターネットによる調査で、対象は15歳〜49歳の男女1000人(男性500人、女性500人)。調査期間は4月30日から5月6日。【堀内彰宏】
【関連記事】
・ “よくできたゲーム”と“面白いゲーム”の違いとは?――マリオの父、宮本茂氏の設計哲学(前編)
・ 宮崎駿は作家であり、僕は作家でなかった――富野由悠季氏、アニメを語る(前編)
・ 悪人を倒せば世界が平和になるという映画は作らない――宮崎駿監督、映画哲学を語る(前編)
・ 三者構成の審査委員会などで議論−厚労省・審査支払機関検討会(医療介護CBニュース)
・ 事業仕分け 電気メーター検定を見直し 実務丸投げ「資格・検査」法人(産経新聞)
・ 北教組事件 長田被告初公判 うそで塗り固めた「聖職者」(産経新聞)
・ 路上の血痕は男性発見現場集中 大坂・港区引きずり死(産経新聞)
・ 福島党首、沖縄知事と午後会談=普天間・辺野古反対で連携へ(時事通信)